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ひろしまこども夢財団★papamama smile club

「お母さんのお口の健康を守るために」

■日時 平成28年6月30日(木曜日)
■出演 広島県歯科医師会 理事 安芸歯科クリニック 院長 山中史教 (やまなか ふみのり)
■ DJ 徳永 真紀(とくなが まき)さん&キムラミチタさん

【徳永DJ】
今日のpapamama smile club。スタジオにお越しいただいたのは、広島県歯科医師会理事 そして、廿日市市の安芸歯科クリニック 院長 山中史教 (やまなか ふみのり)先生です。
宜しくお願いします!!

【キムラDJ】
山中先生、今回のテーマは何でしょうか?

【山中先生】
今回は、「お母さんのお口の健康を守るために」として、妊娠中または出産後のお母さんのお口の健康についてお話しさせて頂きます。

【徳永DJ】
これは、私もしっかりと聞いておきます。それでは、よろしくお願いします!

【山中先生】
徳永さん、キムラさん。妊婦さんでむし歯がある人は何%くらいだと思いますか?

【キムラDJ、徳永DJ】
そんなね~??、20パーセントくらいですかね~???

【山中先生】
広島市の平成25年度妊婦歯科健診の結果ですが、むし歯がある妊婦さんは46.9%で約半分もいました。

【徳永DJ】
え~っ!!そんなに???

【山中先生】
そして、一人平均のむし歯の数は3.6本もありました。また、歯周病では73.9%の妊婦さんが罹患していました。

【キムラDJ】
多いんですね~高い数字に感じるんですが、何か原因があるんですか?

【山中先生】
妊娠中は、つわりによる吐き気、妊娠による眠気、生活リズムの乱れ、ホルモンバランスの変化などにより、お口の清掃が行き届きにくくなるからなんです。

【徳永DJ】
確かに・・・
つわり中に歯磨きが苦手になりましたね・・・歯ブラシを入れると「オエ~」ってなるという・・・
妊娠中は、そういった意味でもお口のトラブルが起こりやすいということですかね。

【山中先生】
今妊娠中の方で、こんな変化はありませんか?
◆気持ちが悪くて、歯みがきがあまりできていない
◆食事や間食の回数が多くなっている
◆甘いもの、すっぱいものをよく食べるようになった
◆唾液(つば)が粘っこくなっている
◆口の中がすっぱい 口の中がヌルヌルする
このような変化が1つでもあてはまれば、むし歯や歯周病等になりやすい環境になっている可能性があります。

【キムラDJ】
まっきー、何個あてはまりました?

【徳永DJ】
う~んと・・・3個
急に心配になってきました。

【キムラDJ】
なりやすい環境になってきているっていう事ですよ~。
お口の健康が乱れると、どんな問題があるのでしょうか?

【山中先生】
お母さんの歯周病が進行している場合、早産や低体重児出産を引き起こすリスクが約7倍も高くなる事が知られています。
また、産後の赤ちゃんのお口には、むし歯菌は存在していません。
多くの場合、およそ1歳6カ月から3歳くらいまでの間に、お母さんや家族から感染することが分かっています。

【徳永DJ】
そうか、お母さんが虫歯菌を持たないっていう事が大事なんですね。
妊娠中の、お口のケア方法を教えて下さい!

【山中先生】
つわりの激しい方は、歯ブラシは小さめのものにして小刻みに動かし、喉の奥を刺激しないように、前かがみ気味で前にかき出すように磨いてください。
歯磨きがどうしてもできない場合には、デンタルリンス等でうがいをしたり、食後にキシリトールガムを噛んで唾液の分泌を促したりしてください。
そして、妊娠中でも歯科健診を受けて頂きたいと思います。

【キムラDJ】
治療をすることになった場合、麻酔やレントゲンって大丈夫なのでしょうか?

【山中先生】
妊娠中の歯科治療について、その質問をよく聞きますが、歯科治療の麻酔で使う局所麻酔剤は、赤ちゃんへの影響を心配する必要はありませんし、
レントゲン撮影は、防護エプロンを使用することでレントゲン線を減らせるので赤ちゃんに危険はありません。ですが、歯科治療にストレスを感じる方が多いため、治療は妊娠中期の安定期に行い、健康なお口で出産を迎えてください。

【徳永DJ】
妊娠中でも安心して治療を受ける事が出来るのですね!

【山中先生】
はい。妊娠中の歯科健診はとても大切です。
広島県のほとんどの市町で、歯科医療機関においての無料妊婦歯科健診が実施されています。
しかしながら、受診率が30~40%と決して高くない数字となっています。
無料妊婦歯科健診を受けて、早期発見・早期治療を心がけて頂きたいです。

【キムラDJ】
大切な話をありがとうございました。
それでは、最後に子育てに奮闘中のパパママへメッセージをお願いします。

【山中先生】
妊娠時に発行される母子健康手帳に「妊娠中と産後の歯の状態」の欄がありますので是非活用してください。
お母さんのお口の健康は、これから生まれてくるお子さんのお口の健康に直結しています。
ぜひ、かかりつけの歯科医院で健診を受け、お口の健康を保って出産を迎えてください。